CVJのあゆみ
「多くの人々にサイクリングの楽しさを知ってほしい」・・との思いで、2008年5月に発足。その2ヶ月後に60人(うち障がい者20人)の参加で、1泊2日の「しまなみ海道サイクリング」を実現。コロナ感染拡大の影響で中止の年もありましたが、この間「会」のメイン行事として毎年「ふれあいサイクルイベント」の名前で、しまなみ海道(4回)、小豆島、淡路島(4回)、中国地方(3回)などを舞台にこれ(2023年4月現在)まで13回実施してきました。
組織としては、設立3年目の11年11月からはNPO法人として活動を行い、この「ふれあいサイクルイベント」だけでなく、活動の幅をさらに広げつつその歩みを積み重ねています。なかでも台湾や韓国の視覚障碍者と国際友好親善を深めるさまざまなイベントは、19回を数え、特に台湾とはコロナで一時中断したりもしていますが、継続して年2回程度のペースでお互いの国を訪問しつつその交流を深めています。もうひとつ震災当初から活動を始めた「東北絆活動」は、震災後12年経た現在でも年2回のペースで復興住宅を訪問し「東日本大震災」の体験を風化させないために炊き出しや夜の交流会で被災者の方々と食事を共にしたりしながら震災後のリアルな現状をお聞きし、それらを地元に戻って伝える活動も26回を数え、CVJの活動の大きな柱の一つとなっております。
「会」の構成メンバーも自転車の楽しさを広めるボランティア活動をする団体して発足したのですが、この15年の歩みの中で多くの「障害」のある方々が入会しCVJの活動に積極的に関わってくださるようになっていることは最近の大きな特徴となっております。また、発足当初は関東・関西の2つの支部でしたが、中国・九州、関東の千葉などでもさまざまな活動が行われるようになったり、さらに支部の枠を越えて関西支部と宮崎メンバーでコラボして宮崎での2回のサイクリング(これとは別に関西でのランも1回)を実施したり、中国支部ではこの間、3度のふれあいサイクルイベントの舞台として、大きな力を発揮するなど活動の輪が広がっています。今後も多くのボランティア団体などと連携をとりながら「自転車は人生を広める」「自転車の楽しさを多くの人々に伝える」というCVJの理念をより広げていければと考えております。

NPO活動法人 サイクルボランティアジャパン
自転車は人生を広める
