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東北震災支援「ノーパンクタイヤ プロジェクト」(2011.08.27〜28 )

CVJとして2ヶ月振りのeコア・ノーパンクタイヤプロジェクトに参加してきました。
今回は参加者もCVJ:7名(竹沢代表、縄倉、梅村、望月、竹内、田辺、木嶋)とサポーター3名、計10名の大所帯。

27日は東京から一緒に向かうメンバーとCVJ本部に集合し、㈱型善さまご提供のノーパンクタイヤを積み込み、車2台で石巻へ出発しました。

道中、雨の降った地域もありましたが21時に到着した石巻は晴れていて涼しく、過ごしやすい気候に恵まれました。しかし、駅はとても静かで人の気配もまばら、市街は完全にシャッター通りとなって8割以上閉店。シャッターが閉まっているだけでなく、考えられない力で押しつぶされた跡が痛々しく残っていました。道路は整備が進んでいたそうで通れない程の段差はありませんでしたが、つぎはぎだらけ、信号機もほとんど動いておらず、「破壊された。」という表現がしっくりきてしまうのが、悲しかったです。

そして、今回お世話になるホストの方と落ち合う渡波(わたのは)駅(石巻から先に2駅)に到着。
石巻線はまだ運行停止だそうで、駅は全くの無人でした。
星空はとてもキレイに輝いていましたが、逆にそれが失った光を思い起こさせる気がしました。
合流したホストの方の先導で着いたお宅(石巻市渡波、海から1km以内)では、震災の様子を全員で聞きました。

「地震後1時間で波がここまで来たんですよ」と指された1階の壁は、土間から1mほどの高さにくっきり水の跡があり、家の中のものは泥にまみれ一度全て外に出さざるを得なかったとのことでした。大工のお父さんが奮闘されて床などを掃除されたそうです。ご一家は車を失い、ご主人の会社は倒産、トラックも失い、震災から2ヶ月は電気が復旧せず携帯電話も使えず、その間は一家で学校の避難所暮らしだった、とのことでした。
東京では見たことのなかった震災の記録DVDや写真集などを見せていただきながら、最大78cmの地盤沈下、そして数日も引かなかった市街地の冠水などの現実を知り、ダメージはまだまだ色濃く残っていることを痛感しました。

そして、そういった状況を聞けば聞くほど、そんな大変な状況にありながら私たちを迎えてくださったことに本当に感謝の念を覚えました。
「明日の作業、全力でこの人たちの力になりたい。」とメンバー全員が感じていたと思います。

<作業前夜>

翌朝、6時過ぎにはもうご近所の方が自転車を預けにきていたので、早々に朝食をいただいて作業に取り掛かりました。お昼までに、何台の自転車にノーパンクタイヤを装着できるだろう。
作業場所はホスト宅前の広場。3台同時に自転車を寝かせて作業してもまだ余裕のある、充分な広さでした。

まずは道具を揃え、日よけ対策のタープをセットし、CVJ旗を吊る。
そしてその中でいよいよ作業開始。経験者が少なく(自分もド素人)、初めは見よう見真似でぎこちなかった手つきも、2台3台と取り組むうちに自然とそれぞれのメンバーの作業分担ができてきたり、やりやすい方法をシェアしあったりして作業スピードはどんどん上がっていく。
そして、時間が経つにつれ自転車もどんどん集まりだし、集まった自転車は計30台。いつもの癖?で鍵をかけていかれてしまった1台の自転車を除き、全ての自転車にノーパンクタイヤを装着することができました。

<タープ設置>

<作業風景>

また自転車の中にはチューブだけでなくタイヤも交換が必要なものや、津波の後4~5日水が引かなかった影響でブレーキワイヤーの内部に塩水が入りが腐食してしまっているもの、リム(ホイール部分)が塩分で腐食し、作業中に欠けてしまうような自転車もあり、タイヤの交換以外にも同時にできた方がいいメンテナンス作業がいくつもあることがわかりました。
今回はできる範囲での対応となりましたが、今後は私たちもさらなる準備が必要かもしれません。

<ノーパンクタイヤ装着完了>

そして今回集まった自転車全てに装着を終え、最後にホストの方と昼食をいただいて帰路につきました。
北海道の海の幸や、お料理の得意なお母さんの手料理は本当においしく、見ず知らずの私たちに対して、ご両親と共に精一杯もてなしていただきとても心に残る充実したひとときとなりました。本当に、心よりお礼を申し上げます。

<おつかれさまでした>

また今回のノーパンク隊の活動に参加されたみなさん、本当におつかれさまでした。
ノーパンクタイヤはまだ残っていますし、またご一緒できることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
(文責:木嶋 雅史)


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