2011年3月11日の東日本大震災発生から約2週間。私たちCVJ(サイクリング・ビレッジ・ジャパン)は、被災地の方々に少しでも心身の安らぎを届けるため、福島県伊達市・郡山市にて「足湯プロジェクト」を実施しました。
現地での6日間にわたる活動の様子をレポートします。
◆ 活動実績まとめ
今回の第1陣では、延べ8名のメンバーが参加し、福島県内4箇所の避難所を巡回しました。
- 足湯実施回数: 6回
- 延べ利用者数: 約145名
- 伊達市 柱沢公民館:25名
- 伊達市 梁川体育館:60名
- 郡山市 農業総合センター:40名(福島民報にて紹介)
- 郡山市 安積高等学校:20名
- 自転車メンテナンス: 梁川体育館のレンタサイクル7台の整備、タイヤ3本の寄贈
◆ 活動の記録
3月29日:伊達市に到着、初めての設営
14:30に伊達市へ到着し、元岡山市長の萩原さんと合流。最初の支援先である柱沢公民館へ向かいました。
ドラム缶と釜を使い、薪で湯を沸かす作業は想像以上に時間がかかり、最初は手際の悪さに反省することもありました。しかし、その様子を見ていた避難所の方々が火の番を手伝ってくださるなど、温かい交流が生まれました。 「次はいつ沸くの?」と待ちわびる子どもたちや、恐るおそる入って「ああ、温かい…」と笑顔を見せてくれた皆さんの表情が印象的でした。
3月30日〜31日:梁川体育館での活動と自転車整備
2日目からは梁川体育館へ。ここでは市の職員さんが整理券を発行してくれるほどの大盛況となりました。
足湯の合間を縫って、避難者の足となる「貸し自転車」のメンテナンスも実施。ブレーキ調整やタイヤの空気圧チェックなど、サイクリング団体としての強みを活かした支援も行いました。 夜は避難所の大広間や体育館の床で、被災者の皆さんと共に休み、同じ時間を共有することで、現地の厳しさと人々の強さを肌で感じました。
4月1日〜2日:郡山市への移動とメディア掲載
活動の場を郡山市へ移し、福島県農業総合センターと安積高校で足湯を実施。 農業総合センターでの活動は、地元紙「福島民報」にもカラー写真付きで掲載され、私たちの活動が少しずつ地域に認知されていくのを感じました。
4月3日:活動終了と寄せ書きの寄贈
最終日、氷が張るような寒さの中での活動となりましたが、最後に「足湯亭」の横断幕にメンバー全員で寄せ書きをし、安積高校へ寄贈しました。
本来はビッグパレット福島での活動も検討していましたが、諸条件により第1陣の活動はここで終了。全7日間の行程を無事に終えることができました。
◆ 編集後記
震災直後の混乱の中、私たちが提供した「お湯」と「語らいの場」が、少しでも被災された皆さんの心の重荷を軽くできていれば幸いです。
足湯は単に体を温めるだけでなく、顔を合わせて話し、笑い合える「コミュニティの場」としての役割も果たしていました。この経験を糧に、CVJでは今後も継続的な支援「東北絆活動」を続けてまいります。
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