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第16回目のCVJ東北絆活動

2018年5月11日から14日にかけて東日本大震災から7年余り経つ福島県での第16回目のCVJ東北絆活動に参加しました。

今回は、関東から2名、関西から7名、福岡から1名、島根から1名、現地スタッフ2名と幅広い参加者が集い、竹の子料理の炊き出し、自転車整備、包丁研ぎ、マッサージ、ギター伴奏による歌のひととき、ロールピアノ演奏、似顔絵などの活動を伊達市、南相馬市2カ所の合計3カ所で行いました。

これまでは震災当初の避難所やその後の仮設住宅での活動でしたが、大部分の仮設住宅が特にこの4月以降閉鎖され、帰郷できない被災者の多くは復興住宅(団地)に移られており、今回初めて「復興住宅」と被災者の方々が昼間に集っておられる「サロン」での活動を経験しました。




南相馬市で訪れた復興住宅は、鉄筋コンクリート3階建ての立派なものが6棟(267戸分)ありましたが、被災者にとって震災後、避難所、仮設住宅、復興住宅へと居住地がかわるたびに、自宅へ戻れないストレスと共にその都度新たなコミュニティを構築する必要があり、精神的な疲弊、また、復興住宅での団地形態の住居でますます孤立するような状況が生み出されています。



また、団地には立派な集会所が設けられているものの仮設住宅時代には自治会が管理していたため気楽に使用できていたものが、県営の復興団地の場合、いちいち使用届けを提出して許可をもらわないと使えないなど、仮設住宅時代の方がみんなとふれあいができ、まとまりもあったし、よかったという声をお聞きしたりもしました。


また、こうした大規模な復興団地ができるということは言い換えれば、故郷に戻れない方々が未だ多くおられるということで、改めて現地を訪れこうした実情を知り“震災を風化させてはいけない”ということを痛感させられた活動のひとときでもありました。

 

<活動の記録>
  • 5/11 東北絆活動コーディネーターの山で、翌日からの炊き出しに使用するための竹の子堀り(宮城県丸森町)参加者13名

  • 5/12 福島県・伊達東交流館(主に飯館村から避難者が在住)活動メンバー 13名 似顔絵7枚、自転車整備1台、包丁研ぎ5本、炊き出し30食、歌2曲、ロールピアノ演奏 3曲、マッサージ8人

  • 5/13 南相馬市北原復興団地 活動メンバー12名 似顔絵13枚、自転車整備4台、包丁研ぎ30本、炊き出し120食、歌12曲、 ロールピアノ演奏 3曲、マッサージ18人

  • 5/14 南相馬市・カリタス南相馬「和みサロン・眞ごころ」 活動メンバー8名  似顔絵14枚、自転車整備6台、包丁研ぎ15本、炊き出し30食、歌20曲、ロールピアノ演奏 4曲、マッサージ17人

 また、上記3カ所すべてで、活動メンバーの一人で管理栄養士のTさんから普段の生活での栄養の取り方などの話しがなされました。



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